平成30年1月8日 第32号

 皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年は多くの生産者、取引先の皆様方にはご出荷、お買上を頂きまして誠に有難う御座いました。
本年も何卒宜しく、お願い申し上げます。

 さて、本年は「戌年」との事で、何となく明るく元気な年になりそうな気配がしますが、皆様方の地域ではどの様な感じを持たれていますでしょうか!!

年末から元旦にかけて、関東平野のお天気は上々、(山陰・北陸・東北の雪国の方々には申し訳ございませんが)朝晩の寒さはちょっと堪えますが、日中の陽射しの暖かさは格別です。

 お正月明けの生花・園芸の初市も終わり、通常モードになってきましたが、全体的には、比較的しっかりした相場で推移をしている様に見受けられます。

仕入に見える花屋さんの顔色も、心なしか明るく見えますが、如何でしょうか?

平成30年の花き業界はどの様に変遷をしてゆくのか?大変気になる処です。

第一に、政府が改定した「農林水産業・地域の活力創造プラン」の方向性です。

その中に「卸売市場改革」も盛り込まれていますが、すぐに大きく変化をする事はないとは思いますが、今後の国会での審議が気になります。

私共、「地方卸売市場」には直接該当する部分はないと思いますが、「中央卸売市場」は国が認可した場合のみ可能(原則禁止であった)であったものが、今後は誰でも開設(原則自由)が出来る事になりそうです。

 いずれにしても、市場本来の機能である、「集・分荷機能、価格形成機能、代金決済機能」等が流通機構の変化により、機能不全に陥り、生産者や花屋さんの衰退を招いている…との国(農水省)の判断だと思います。

我が国農業(花き産業含む)の活力を取り戻すにはどうすればよいのか?

「競争原理」を取り入れる事により、お互いが切磋琢磨をして業界が活性化する様仕向ける事により、夫々の業界は良くなる…はずです。

しかし、日本国内では既に「少子高齢化・人口減少」の波は止められず、国内産業の活性化は、全国的にも大変難しい局面を迎えている事も事実です。

どの業界でも、消費の減退・労働力不足等により、業界内での醜い争いも避けて通れず、今後の動向が気になる処です。

第二に取引先生産者、花屋さんの「高齢化・後継者不足」も大きな問題です。

花き業界の長期低迷により、東北・北海道等の遠隔地での産地では特に後継者不足は顕著です。花に限らず、「野菜や果物・畜産関係」迄、農業関係全般の「生産縮小・撤退・廃業」等も重なり、生産量の減少は取り巻く運送業者も巻き込み、大きな影響が出ています。運送業者も「輸送貨物」の減少により、廃業・撤退を余儀なくされ、出荷者、団体も適期の出荷が困難になってきています。

我々、関東、東京エリアの市場では流通に関してそれ程の不自由さはありませんが、特に東北以北、北海道の市場では、荷物の集荷に困難を極めているようです。この傾向は今後も改善されることはなく、出荷・集荷共、悪化の一途に陥るのではないかと思います。

第三に国産品の減少に伴う輸入品の増大です。

当然、不足する商品が出てくれば、何かを調達し補わなければなりません。

特に、物日の不足感は如何ともしがたい部分があり、輸入品と云えどもきちんと手当をして花屋さんのニーズに応えなければなりません。

一番輸入量の多いのは「カーネーション」ですが、既に、国内流通量の50%は輸入品のシェアとなっています。「スプレー菊」も徐々に増えてきており、いずれ国内産地を凌駕するほどになるのではないかと危惧しています。

「先進国」の一員として「経済大国」となった「我が日本」ですが、「第一次産業」の衰退は致し方の無い現実でしょうか?

日本同様、「先進国」と言われる欧米諸国では、比較的顕著な経済成長をしているようですが、その中で日本だけ取り残されているとの事です。

日本人一人当たりGDPは「OECD(経済開発協力機構)」加盟37か国中、2015年は20位だそうですが、改善の余地はあるのか?

AI(人工知能)などの技術革新が、古いビジネスモデルの賃金を抑えており、「労働生産性」も上がらなければ、GDPの伸びる余地は無くなります。

【例】ネットの世界では、高度な仕事を「AI」が行い、荷物の「梱包・発送」等「単純作業」を人間がやっているそうです。(おかしいと思いませんか?)

まだまだ、工夫の余地はありそうですね!!

本年は全社員共々、全力を挙げて「労働生産性向上」に取り組む所存です。

弊社に対するご意見、ご希望等ございましたら、遠慮なくお申し出頂ければと思います。