平成27年12月13日 第27号

本日、12月13日(日)午前8時前に本年の「松市」が終了致しました。

今年一年の総決算である「松市・千両市」及び花き業界の推移について、私の思うところを記したいと思います。

本日の入荷量、約30%減、来週の千両市も約30%減になるだろうと言われております。

全国各生産地の状況が、毎年少しづつ変化を遂げてきておりますが、特に体力を必要とする「松生産」の対応については産地の皆様方は大変なご苦労をされているようです。

ここ数年の「松・千両」の卸売価格の推移をみていると、一般のご家庭での「ライフスタイル」の変化に、「松や千両」は必要性のない商品として扱われるようになっているのではないかと思います。

「もういくつ寝るとお正月、お正月には凧あげて、駒を回して遊びましょう、早く来い来いお正月」と歌われたのは遙か昔の話なのでしょうか?

当然、当時の玄関先には「門松」が飾られ、床の間(最近は見かけない?)や玄関には「松・千両」の入った生け花が飾られ、お正月らしい雰囲気がありました。

夫々皆さん方も着飾って、「初詣」にお出かけをされていたのではないかと思います。

その様な日本の古くからの歴史や文化が、多くのご家庭で継続されて来ていないのではないか?と思います。それは何故なのか?

松や千両が全然売れないのではなく、建物の構造上、飾るスペースが無くなって来た為に需要の動向が変わってきて、消費の停滞を招いているのではないか?と思います。

 毎年、新年のテレビニュースでは、全国各地の「神社・仏閣」へ朝早くから「初詣」に出かける、綺麗に着飾った多くの「善男善女」が見受けられます。

日本の国民の皆様方に「仏心」が無くなって来たとは、到底思えない様な光景を目にしますし、新年早々行われる、成人式には多くの若者たちが晴れ着姿で参加をしています。

2~3月ともなると、近くの神社、仏閣へ「合格祈願」の為に、多くの学生たちが訪れます。

夫々のご家庭では「苦しい時の神頼み」も比較的、頻繁に行われている訳ですね。

新車を買えば「交通安全祈願」、高校・大学入試の時は「合格祈願」、病気になれば「傷病平癒祈願」、弊社では毎年、新年に地元神社に詣で「社運隆昌祈願」をお願いしております。

 日本では人口減少、高齢化、核家族化が言われて大分久しくなりました。

如何ともしがたい状況の変化に、戸惑いながらも自分達の領域である「花き業界」を少しでも盛り上がるように工夫、努力をしていかなければならないと考えています。

 安倍政権になってから色々な政策、施策が実施されてきており、やや明るさも実感できるような光景が見えてきました。

「国産花きイノベーション事業」の実施により、花き業界が少しでも復活し、活性化する様、今後も尽力してゆきたいと思います。