平成25年3月19日 第21号

前回の「社長の日誌第20号」に引き続き「産地展示会」について報告致します。 3月9日(土)午後より、埼玉県鴻巣市屈巣において開催された「全農さいたま」主催、県内各地区生産者組織による合同展示会を見学させて頂きました。 「児玉郡市鉢花研究会・深谷鉢物出荷組合・寄居町花植木出荷組合・外組合」等により、最大の需要期である春の園芸シーズンに向けて、大きな倉庫にいっぱいの展示物を揃えての展示会でした。 「鴻巣花き」さんの市場内でも「展示会を同時開催」されているとの事で、全国各地より多くの市場、買参人の方が来場されていました。 この様に生産者の皆様方が、積極的に市場や買参人の人達に自分の商品を売り込む事は今迄には考えられなかった事ではないでしょうか!! 市場営業担当からの「出荷要請」の電話を待っていれば、そこそこの相場で取引が成立し、何とか経営も成立っていた古き良き時代もありました。 しかし、最近は市場と言えども万能ではなくなり、一時の力が無くなりました。 残念ながら近年は、市場本来の機能である「セリ機能による価格形成」が働きません。どの様に価格設定されるかというと、その地域の主要市場の「最高値」が参考値となり、他の市場に波及してゆきます。しかもその価格が「セリ」で売れれば問題ありませんが、中々難しいのが現状であり、その為に何処の市場も「セリ前販売」にウェートを置かざるを得なくなっています。 セリ前販売のウェートが増えるにしたがって産地の情報も早めに欲しくなり、出来れば買参人に対して「サンプル等」が提示できれば申し分ありません。 その為に、産地情報提供の一環として各地域の生産者の皆様方が力を合わせて一生懸命自分達の丹精込めた商品の展示をされています。今後もこの様な展示会、内覧会等は全国各地に増えてくると思います。 良い意味で全国各産地間の「競争原理」が働き、生産者の皆様方がお互いに切磋琢磨し、花き業界が更に元気良く活性化することを願っております。 生産者の皆様方も最近は買参人との商談も手馴れたもので、パンフレット・カタログ等も用意周到準備され、一生懸命説明しながら販売すると言う事は本当にかつて無かった事です。 市場、生産者共に積極性が足りなかった原因は、今迄はそれでも何とか経営が成立っていた・・・と言う事ではないでしょうか!! 「どぶ板選挙」ではありませんが、我々市場は「卸売業務」の基本に返って本来の「市場機能」を取り戻すべくしっかりと情報収集し、取引先の花屋さん達にしっかりとタイムリーに情報伝達をしていかなければとつくづく思います。 何事に対しても「初心忘れず」ですね!!